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July / 7月
23
2019
火曜日
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無名居士-Nameless layman

検索を遊ぶ~島田雅彦氏に関して(6)天皇制との関連

青春と読書
巻頭エッセイ/本文を読む
島田雅彦 『君が異端だった頃』
[巻頭エッセイ]
『君が異端だった頃』スピンオフ

作者自身の短文だと思うが

この箇所があるいは島田雅彦氏と天皇とのかかわりの初めかとも思える内容だったので 長いが引用して置く

私は初孫だったので、祖父母や叔父叔母には甘やかされ、何かというと、一歳年長の徳仁(なるひと)親王と比較された。若い皇太子ファミリーを高度経済成長期の理想の家族像と印象付けようとするメディアによって、天皇制民主主義は社会に定着しつつあった。私は否応なく「ナルちゃん」を意識することになったが、彼と較べて自分は恵まれていないと思ったことはなく、彼は将来、天皇になり、自分はアーティストになるのだと漠然と考えていた。奇しくも、「ナルちゃん」が天皇に即位した年に、私は自分の小説家修業の一部始終を振り返っていたことになるが、薄い因縁があったのかもしれない。

これ以降は偏食や体育が苦手だったこととか音楽 小説の話題が続く

小説に関して以下の記述は島田氏の覚悟がうかがわれて興味深く読んだ

本来、上手に噓をつく技を競うのが小説家であるが、あえて自分に関わる事実を包み隠さず書く技も勇気も持っている。恥多き人生を赤裸々に語ること、それは巷(ちまた)にはびこる下手な噓つき、自分が噓をついている自覚すらない連中の厚顔無恥よりも百倍道義的である。

この文章に出会ったのは収穫だと思う

 

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楽しいナショナリズム
著者 島田 雅彦 (著)

 

 

みんなのレビューの記述に天皇 天皇制に言及している箇所があった

偏狭なナショナリズムを舌鋒鋭く批判していく軽快な口調は心地よい。

ところがこの本、著者島田雅彦と天皇制との微妙な関係を反映して、皇室について言及したくだりになると急に切れ味が悪くなる。島田は、新しい小説がお蔵入りになったまま出版の目処が立っていないということを本書で告白した。出版できない理由は、その作品が皇室のプライバシーに関連し、皇太子妃の過去を彷彿させる内容を含むからだ。右翼の襲撃恐喝を恐れた出版社は及び腰となり、島田も家族を危険にさらしてまで出版するつもりはないという。その判断は正しい。

この国にはタブーがある。言論の自由があると思われている日本にも、ただ一つのタブーがある。天皇制について自由にものが言えないようでは日本が自由な国だとは言えない。
したがって、本書で天皇制についての論評が口篭もるような歯切れ悪さを見せていることを非難してもだめなのだ。読者が行間を目を皿のようにして読み、紙背を深読みしなければならない。なんだ、島田は左翼のくせに皇室に媚びているな、などと思ってはいけない。このビミョーな距離の取り方、このスタンス、これをこそハラハラドキドキしながら堪能しなくては本書を読んだ面白みが半減するではないか。
そして、島田のいう、「一民族専門の王権から、より普遍的な役割、たとえばローマ法王とかチベットのダライ・ラマのごとき役割を果たし得るのであれば、これまでとまったく違う天皇像が生まれるだろう」という発言は、「五族共和」「八紘一宇」へと容易に転落する危うさを含みながらもおもしろい提案だ。ただし、肝心の他民族がそれを受け入れるかどうかは別問題。

もう一つのレビューからの引用 上記と同様の引用になるが別の人が同じように島田氏の提案を引用してるのが興味深いのでここにも引用して置こう

引用の<>のこの箇所が「楽しいナショナリズム」の文中からの引用だろう

2050年になると、世界の人口は百億人で、日本の人口は少子化で何千万人と減少するはず。難民、移民を受け入れざるを得なくなり、天皇の象徴性も揺らぐことが考えられる。
島田は提言する。<たとえば、平和憲法の原理を守る役割を天皇が自任したとすると、日本国民でなくとも平和憲法の原理に共感し得る者は、他民族であろうと天皇を支持するであろう。つまり、日本人だけを救うとか日本人だけのために存在するというローカルな一民族専門の王権から、より普遍的な役割、たとえばローマ法王とかチベットのダライ・ラマのごとき役割を果たし得るのであれば、これまでと全く違う天皇像が生まれるだろう。>

楽しいナショナリズム」という島田雅彦の著書のレビューから
島田雅彦の天皇についての提言の一端を知ることができた
少しずつ私の疑問 島田雅彦氏の天皇 天皇制への考えや想いの一端
こんな形で知るのもおかしいだろうが
今の私としてはこの方法が最善だと思う
本を読むのはやめたから
人のレビューをこうして読んで 本の内容の一端を知る
もう少しこのテーマでの検索を続けよう

2019年7月23日 火曜日 | 無名居士-Nameless layman

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