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検索を遊ぶ~島田雅彦氏に関して(2)
れいわ祭りでスピーチした島田雅彦氏
そのスピーチにさすが文筆家 さすが大学教授と感心した
その島田氏が文筆家であり大学教授であるその島田氏かを確認する必要があって
検索したところ ウィキの記述に気になる箇所があった
前回すでに紹介したが ここから読み始める人もいるかもしれないので
再度引用しておこう
デビュー時より「サヨク」を自称し、その後「ヒコクミン」を名乗るなどして体制を皮肉る立場を取っていたが、皇室を題材にした『無限カノン3部作』以降は、戦後皇室語録『おことば』を編纂し、「天皇が最も民主的」と発言するなど立場を変えている。
本をほとんど読まない私が島田氏の作品を知るはずもない だから興味もないが
「天皇が最も民主的」と発言するなど立場を変えている。・・・という記述には引っかかるものがあった
それが島田雅彦氏と「天皇」「皇室」とのかかわり 氏の考えを検索で調べてみたいという動機になった
その手掛かりとして前回は「無限カノン」3部作の検索から始めた
そして小説の皇太子妃となるヒロイン不二子がその設定から雅子妃といくつか共通するところがあるようだ
これまでの検索で皇室との関係で分かったことはそんなところだ
今回の検索のキーワードに「皇室」を入れたところ かなり詳しい評論に出会った
アサートNo309-3【雑感】真夏の夜の夢 – アサート(ASSERT)
【雑感】 真夏の夜の夢 by 大木 透
この雑感でいろんなことが理解できた
大いに参考になったと感謝しておきたい
特にこの記述はある程度この三部作の大本になるものを知ることができた
「無限カノン」は三島由紀夫「豊饒の海」4部作、なかでも『春の雪』を思わせ、『源氏物語』の恋物語を現代において描き直す試みともいえる。
三島由紀夫との関連は前回の検索記事でも目にしていたが 『源氏物語』をも土台にしているのかと教えられた
さらにヒロイン不二子についての設定からある想像がなされていることも それが出版延期になった理由らしいことも
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島田雅彦:「無限カノン三部作」読了。 – 桂屋孫一のトウキョウ・アート …
この記事では島田氏を絶賛 特に
「エトロフの恋」は前2作とはちょっと異なり、この1冊だけでも「別の小説」としても読めた。
と書かれていることからも分かる
そして「皇室の有り方に関しては、諸論有るだろうが、雅子妃殿下の現在のご様子を改めて考えるのにも、この小説は一役買うのではなかろうか。」
との感想も
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「天皇制には否定的な俺だが、皇室関連の記事にホロッとしたことが一度だけある。」と書くブログ主
小説の土台となる設定や展開 皇室のかかわりがより理解できた
カノン三部作について 皇室とのかかわりはそこそこ理解できた
「アサ―ト」に寄稿した大木 透氏の感想が参考になった
曰く「『源氏物語』の恋物語を現代において描き直す試みともいえる。」
皇室を取り上げることがだから必要となったのではないか
王朝絵巻物語としての皇室 私にはそう思えてきた
そこにアメリカやロシアとの関連を描いて現代的な問題として表現しても
政治的意味合いは後方の世界に追いやられ 重要な意味を成すものは恋物語
小説の中での皇室の意味合いを私なりに解釈したところで
現実の皇室と島田雅彦とのかかわり氏の考え思想がどこに向いているのか
それを知りたくなる
次回の検索はそれが目的となる
次回(3)に続く