日々の言葉落穂ひろい~もって瞑すべし
一つ一つと作品を生んでゆく、その生活そのものが、作品以前の芸術であるという感じ、そのものを完成させようという希望(仕事とともに)、そういう生きる思意が漲った全集。そういうものをのこせたら作家はもって瞑すべしですね。
(「獄中への手紙」1939年11月11日)
— 宮本百合子 bot (@Yuriko_M_bot) July 8, 2019
「もって瞑すべしですね。」
私の印象では「銘す」という漢字が浮かんだが
というのは「肝に銘ずる」と同じ意と理解していたようだ
全く意味は違っていた
goo辞書
ここまでできれば、もう死んでもよい。転じて、それで満足すべきである。「全力を尽くしたのだから―◦べきであろう」
私はほとんど使わない言葉だから 意味も理解していたわけではなかった
めい=銘という思い違いから別の意味に解釈していた
今日ツイートでこの言葉を目にして意味を確認して
やっと重い違いに気が付いた
ちなみにこのツイートにコメントした
以下その引用
百合子のその時々に書かれた文章を 毎日目にしている
読むだけでも
解らないまでも
様々な刺激を受けている
彼女の全集を手にしたが
ほとんど読まずに手放した
手元に置いていても
やはり読まなかっただろうし
読んでも私は変わらなかっただろう
30年ほど経て
毎日その断片を読んでいる
この巡り合わせ