日々

古い映画を観たくなった~『お加代の覚悟』OKayo’s preparedness (1939)

『お加代の覚悟』
OKayo’s preparedness (1939)
https://youtu.be/eBwLVEulGhM

【スタッフ&キャスト】脚本:島津保次郎 監督:島津保次郎 撮影:生方敏夫 出演:田中絹代/三宅敏子/上原謙/河村黎吉
この映画 今日で観たのは二回目
これからも何度も観ると思う
時間が1時間弱 セリフや展開が小気味いい
絹代が日本舞踊の内弟子 七歳の時から12年
名取になってこれから一本立ちするという大事な時
上原謙に淡い恋心を抱くが 上原にはお弟子の娘との縁談話
上原への思いを断ち切って 踊りに精進する それがお加代の覚悟
お夏清十郎をけいこ場で踊る いつしか本舞台で そして稽古場と
踊りのシーンが続く
特に支障がいない時 師匠の兄の役の河村黎吉に
年に一度くらいの稽古をつけるシーンが好きだ
この河村黎吉という俳優 古い映画を観始めると
観る映画に全部に出ているかと思うほどの大活躍
何度か見ていると好きになってくる
実にいい味を出している
演技が自然だと言っていい
もう一人 大活躍の脇役俳優がいるがまたの機会に
この映画の検索でmixi日記に参考になる記事が書かれていた
師匠役の三宅邦子がこのとき23歳 内弟子お加代役の田中絹代は30歳だったと
これには驚いた そしてよくこのことが分かったなと思う
年齢は調べればわかると思うが そこまで私はしないので
このことを知って田中絹代の初々しさを出し切った演技に感心してしまう
古い日本映画にハマったのは 田中絹代の魅力を再認識したこともあるだろう
それに桑野通子という女優を知ったこと
斎藤達夫は 私がまだ10代のころのTVドラマで知ってはいたが
戦前 戦後まもなくの映画で観るのは初めて
その飄々とした面白さ その存在感にも参った
昨日観た『春琴抄』では髭なしを見たが いやらしい?役をやってた
この俳優も観ていて出てくるのが楽しい人だ
上原謙の隙のない美しさは 男から見ても文句のつけようがない二枚目
そりゃあ大人気だったろうと想像できる
私には加山雄三の父親というイメージだが いやいやその昔の大活躍が納得できる
もう一人よく出てくる人が佐分利信 当然知っているがそれはもう往年のころ
若いころの活躍は知らなかった 実によく出ている
そして彼は 安心してみていられる 安心感があるというのもおかしいかもしれぬが
木暮実千代についての私の見方が変わったのはつい最近
これまでは東映時代劇によく出てくる芸者役のイメージ
比較的新しい映画の溝口健二監督作品の『祇園囃子』がよかった
古い日本映画にハマった理由を考えてみた
それまで毎日観ていた韓流ドラマは全く観なくなった
これから先どうなるかわからないが まだしばらくは今の状況が続くだろう
最近の映画を観なくなって久しいが まさか古い日本映画にハマるとは
古い映画っていいなあ・・・と書いておこう

コメント

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

  • 新規登録