日々

一般社団法人日本パラアイスホッケー協会

一般社団法人日本パラアイスホッケー協会は、日本におけるパラアイスホッケー競技の総括機関として、パラアイスホッケーの普及・発展を図るとともに選手間の親睦及び技術の向上に寄与する事と、全日本チームを総括し、パラリンピック参戦はもとより、各国際大会の参戦・運営を取り仕切る事を目的としています。

パラアイスホッケーとは

氷上の格闘技とも呼ばれ、体当たりが認められている激しいスポーツ
パラアイスホッケーは下肢に障がい(ひざ下、両足切断、下半身麻痺、足首が動かせない機能障がい)を持つ人たちのために、「アイスホッケー」のルールを一部変更して行うスポーツです。障がいの程度は様々ですがプレーヤーは両足がない方が、あるよりも有利となっています。競技者は障がいレベルによって変わる持ち点制などはありません。

「スレッジ」と呼ばれるスケートの刃を二枚付けた専用の“そり”に乗り、左右の手にスティックを一本ずつ持ってプレーします。

競技中はスティックが折れることやボディチェック(体当たり)やフェンス際の攻防は、パラアイスホッケーの醍醐味の一つで腕力だけだとは思えないほどのスレッジの加速でその加速は車椅子より速いです。またスティックから放たれたパックは速い選手で100キロ近くのスピードが出るなど、すべてが大迫力と激しいスポーツです。

パラアイスホッケーの課題と改善

日本パラアイスホッケーの現状

日本代表は2010年バンクーバーパラリンピックでは銀メダルを獲得していますが、その後はメダル獲得に遠く及ばず、2018年ピョンチャンパラリンピックを8年ぶりに出場するも勝利することもできていません。

2022年北京パラオリンピックの出場に向けて、また国内でも国際大会を開催していることから、現在の日本代表にとって選手層を厚くすることが第一と考え、同時に厳しい練習環境を少しでも改善することが必要となっています。

日本代表の平均年齢は41.9歳

日本代表の平均年齢は41.9歳(世界ランクトップのカナダは20代)と選手の年齢が高く、競技人口は80名ほどいるが、約半数は健常者も含まれています。海外の強国は60名以上の中から激しい競争で選抜されたチームとなっています。国際パラリンピック委員会(IPC)公式競技大会および公認大会への参加は、通常のアイスホッケーの試合に出場できない永久的な障がいを持つ選手でなければならない、と規定されているため日本の敗因の一つに競技人口の少なさの問題があります。

氷上がスレッジによって傷つくこと

練習場所は氷上がスレッジによって傷つくことから中々使用許可がおりず、また都心は他の競技との兼ね合いから練習時間が深夜や早朝が大半となり厳しい環境であり、対外試合の機会も極端に少ない状況です。

パラアイスホッケーの灯を消させないための体験会

厳しい環境下でもひたむきに練習に打ち込み世界と戦っている彼らと、かつて『バンクバーの奇跡』とまで言われ銀メダルを獲得した日本のパラアイスホッケーの灯を消させないように全国で体験会を実施し、パラアイスホッケーの魅力と最初の出会いの場所にしたいと思っています。

して共にパラリンピックをはじめ世界大会で戦うことを目標としています。

「ひと言で言えば、“ドリームズ・カム・トゥルー”ですよ。僕の夢はNHLの選手になることと、日の丸を背負ってオリンピックに出ることだったんです。でも、結局それはかなわなかった。その時の悔しさとか夢だったものを、今はアイススレッジの指導者として叶えられるチャンスをもらっている。そのことにすごく感謝しているし、自分は本当に強運の持ち主だなと。もちろん、これからもいろいろと大変なことはあると思います。でも、試練は乗り越えられる人にしか与えられない。だったら、乗り越えてやろうじゃないかと


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