ねこちゃんずが全員 天国へ
久しぶりに昔住んでいたところに行きました。
特に計画してというわけではなく、いきなり向かったのですが前住んでたところは野良猫ちゃんずが生息してまして、その周りの家の人達で大切に飼っていたところです。
本当は、野良猫は去勢しなくてはいけませんし近隣の住民の中には野良猫反対派もいるので保健所に連絡したりしなくてはいけないのですが、心優しいご近所さんに囲まれてすくすくと育って、子供を3回ほど出産して、ちょっと子供が大きくなったら玄関前までお知らせに来てくれるという、なんとも猫好きにはたまらない環境でした。
あまりにお腹が空いてたら玄関開けたらいきなり家の中に入ってきたこともありますしね。
たんまりと缶詰をあげてもぺろりと平らげるトラちゃんは、野良猫虐待をしている人に足を折られて死んだそうです。
後ろには3度も出産をした チロリン。
野良猫ちゃんたちのリーダーは おとうちゃん と呼ばれる、すでによぼよぼのオス猫(右)チロリンと子供作るほか、戦いに負けて一度縄張りを奪われたりもしてました。ちょっと遠くへ遠征しているときに遭遇しても「にゃー!」って近寄ってくるほどなついてくれてました。
おとうちゃんとチロリンの子供。
だいたい、おとうちゃん柄でちょっとアホで可愛かったです。すべて里親に出すことができました。
その中でもピカイチにあほでかわいかった「なかそね」ちゃん。頭髪が中曽根総理にちょっと似てるってだけです。石ころが大好きでした。
冬は寒いので家の中で過ごさせてあげたりする他、家と家の隙間なんかに密着してくらしてたりしました。心を許した人にしかついていきませんし、子供も触らせません。おとうちゃんは、猫同士の喧嘩も仲裁したりしてました。
野良猫の寿命は10年無いとも言われています。
さらに、チロリンは3度も出産してガリガリになっていたのを考えると、越冬か猛暑で死を感じてひっそりと亡くなったのかもしれません。
人じゃないし、野良猫なので会いに行けばいるというわけではないのはわかっていたのですが、全員いなかったというのはちょっと淋しいものがありました。
ほんと「あの時が一番」と思って生きないと。
二度とあんな野良猫ちゃんたちに囲まれて共存できる家に住むことはないんだろうなと思います。
ありがとうございました。
うちのチャンミが天国に行く時も淋しくないと思うことにします。