• 今まで感じた事のない充実感を生活に感じている。収入がないのは厳しく、家族にかける心配の大きさを考えればそうも言っていられないのが現実だが、しかし、私は今生活に幸せを感じ始めている。 7~8時間の睡眠の後目覚める朝8時は何の苛立ちもなく歯を磨いて、その日の気分でメニューを変えながらゆっくりと作った朝食は美味しい。丁寧にスキンケアをして仕上げたメイクは綺麗にのるし畳で犬と転がって過ごす午後は気持ちがいい。 前よりずっと、物を大切に思う。前よりずっと、人を大切に思う。自分本来の優しい気持ちを取り戻した気がして、今とてもうれしい。 身の回りを綺麗にすること。元々好きで食べたかった野菜が多い食事を好きに作って取れる事。部屋に花を飾る事。私がずっとできなかった事ばかりだ。 マナーとして最低限のメイクをして、コンビニで買った菓子パンを齧りながら会社へ向かい、10分程度の休憩にコンビニ弁当を掻き込み、走り、4~5時間だけ眠りにつくため帰った。 仕事にやりがいを感じるのもわかる。求められ、頼りにされ、人のため生きる時間は仕事によって叶う。金銭と引き換えに。お金は大切だ。必要なものだ。家族に返していかなければならないし、生きているだけでかかる云万円が免除されることはない。楽しい事にもお金を使いたい。 だからまた私は働きにでるのだけれど、この充実した生活に、ただ別の充実が上乗せされるにとどまればいいなと思う。仕事のために生きる生活には、もう戻りたくない。生きるために仕事が必要なだけなのだ。 もう戻りたくない。二度と。