2019/ 04/ 21
昼から見舞いに行こうかと思っていましたが、母の具合が悪くなったらしく、父と一緒に急いで病院に向かいました。横になった母は汗びっしょりで、ひどく苦しそうでした。昨日はまだ元気だったのに、おかしなことです。落ち着きを取り戻した母は、食事を摂り、また横になりました。
よく見ると、酸素の流量を調節するダイヤルは3を示しています。二週間前は1でした。父は、洗濯と食事の準備をしに一度帰りました。今日はこの病室に泊まるようです。とても狼狽えて見えました。母は左手を差し出し、私はそれを握りました。母は安心したみたいでしたが、私は不安でした。
ラジオをつけると、チャットモンチーの歌が聞こえてきました。私が高校生の頃に聴いた曲もありました。特別な思い出はありません。私が何歳になったって、どう暮らしが変わったって、その音楽は同じように鳴ります。母に近況を話したあと、二人でしばらく微睡んでいました。
父が戻ってきて、私は帰ることにしました。病室を出るとき、これが最後かもしれないと、必ず考えます。でも、今回も会うことができました。こんなふうに、のらりくらりと時間が過ぎればいいのですが。しかしながら、確実に母は弱っているのです。
夜はバンドの練習に行きました。少し、元気が出ました。