今年の終わり
今日をもって、僕の一年は終わります。毎年聖歌隊の公演の日が一年の終わりなので、仕事も飽きたので早退までして横須賀ストリートに向かいしました。今年はそれほど、これといって悪企みもしませんでしたし、騙したり落とし入れたり詐欺をしたりした覚えはあまりないので、贖罪を拭い去る必要は無いのですが、毎年の区切りとして、僕の日々の糧をありがとうという事で行きました。本当は歌いたかったのですが、仕事蟲だったので歌えませんでした。相当悔やまれます。
そして、5時半あたりに横須賀に到着。京浜急行は新幹線より早いので相当な速さで到着してビックリしました。やっぱり京浜急行大好き。タクシーに乗って、文化会館とか言うところに向かったら、なんと、ありえない満席。
青臭い高校一年生は絶対出席なのですが、なんと、今年の高校一年生700人もいるので会場は栗の花のにおいがするくらい若さで溢れてました。
立ち見は勘弁と思ったので、第一部の合唱だけ観察して、
第二部までタバコを吸って待ちました。
喫煙所で高校の時に告白された女子に遭遇。若気の至りだったのでキマヅイ苦笑いも特に無く、僕はぷっかぷっかたばこを吸っていつもどおりお話しました。
第二部がはじまって、眠くなる曲からはじまるのですが、青臭い高校一年生が席をどいてくれて座れました。
座れたのはいいのですが、上下左右四方八方16歳★に囲まれてしまい、うはうはなのかあわわあわわなのかわからずにドギマギしてました。
第二部がはじまって、ソプラノ、アルト、テノール、バスのソロも堪能したのですが、イマイチ凄みがあるのはアルトだけでした。とくに、バスはソリストが変更されてしまい、血を響くようなバスではなく、サラサラサラリと低い声で歌ってるだけみたいで残念でした。
さらに、テノールは僕たちの恩師先生なのですが、10年もソリストを務めると、うまくなるというか、声がでなくなるのか、微妙なずれや、高音がひややかでした。
と、一応僕も聖歌隊出身なので、歌と音はうるさく聴きますが、別に品質を求めてるわけではないのでした。
だって、高校生徒とOBとで組まれたメサイアに最高芸術が生まれるわけが無く。
一番楽しいのは、高校を卒業してしまうという3年生の涙と達成感と在校生の適当な態度(見てる側)などなど、自分も経験している部分を10年経っても変わらず泥臭い部分を垣間見れるのかというのが楽しくてたまりません。
で、そんなこんなで「ハレルヤ」
この歌でローマ法王がスタンディング・マスターベーションをしてしまったので、演奏開始されると同時に観客も起立しなくてはいけません。
しかし、待ってました!というPTAが演奏が始まる前に勃ちはじめてしまったので、高校一年生も演奏前に勃ってしまいました。こりゃ大変。
うるさくて、演奏ができなかったのですが、なんとか気を取り直してはじまったのですが、肝心の
ティンパニが打ち間違え
ティンパニというのは太鼓ですが、メサイアの中では相当出番が少ないうえ、一番華やかな部分は、このハレルヤなのに、間違えやがった。このハレルヤまでは、ただずっと座ってるだけなのに、ここぞというところで間違えた。
なにーと思ったのですが、最後のトランペットソロの部分でも
トランペット、プピー
間違えやがった。
ひとりで含み笑いを堪えて、結構ぶち壊しなまま、最後の「アーメン」へ。
アーメンの数だけ懺悔です。普通に感動して泣きそうになりました。
この泣かない僕ちゃんが唯一泣いてしまいそうになるところです。大変。
しかし、青臭い高校一年生に囲まれているので、グスグス泣くわけにも行かず(私の涙は貴方だけの物だから)拍手で終わりました。
そんで、アンコールに、さらに涙腺シゲキ曲の「さやかに」で締めくくりました。
「さやかに」大好き。
めでたし、清し今宵。
あ、今日なんとなくミクシの名前をメサイアにしたらここに書いてあった
ESPパワーかしら
なんでメサイアなのよ。
メシア様。
やっぱり私の感動できるポイントは音楽だけだわ。
ESPま心