
MEG ザ・モンスターを見ました
また世の中にひどいサメ映画が生まれました。
JAWSにはじまり、サメ映画はどんどんひどい駄作エンターテイメントを極めてきていて、いろんな意味で楽しみのジャンルですよね。この「MEG ザ・モンスター」なんて予告編から駄作臭しかしない上、おバカ映画しか出ていないジェイソン・ステイサム主演なので多分数あるサメ映画の中でも最大級にひどい仕上がりになっていることは見る前から感じられるところだと思います。
ちなみに「メガロドン」が正解で「メガドロン」ではありません。
とにかく「雑」
ストーリーの展開の速さはパニック映画にはもっとも重要な要素なのかもしれません。「えっ?なんだろあれ」とか「どうなってんの?」という部分はどんどんすっ飛ばされていきますし、伏線かと思いきや投げっぱなしのキャラ設定や、主人公格のふたりが恋に落ちる瞬間も全然意味不明です。通常の映画の三倍速度で展開される上、通常のボリュームよりも3倍位の内容詰め込みなのでそのあたりは仕方がないものだと思ってすべてをスルーして見るのがおすすめです。
雑すぎてどうでもいいけど気になるポイント
研究所から出発するところは海面なのか、海底なのか
海底1万メートルに仲間を救出に行くシーンが有ります。この時、すごい近未来的なUFOのような潜水艇に乗って出発するのですが、海底にいたはずなのに、水しぶきを上げて入水するシーンがあります。その後、海底からそれを眺めるのですが、海底と海上の距離感が0に近いくらいのシーン割です。どうでもいいんですがね。
いま、海のどこにいるのかな
救出猶予が数時間もない!大変な状態!と言っているにもかかわらず、ジェイソン・ステイサムを迎えにタイまでヘリコプターで飛びます。その後連れ帰って救出しに向かうのですが、それだけで数時間かかるような気がします。結構、みんな余裕ですし、救助される側の女性は無駄に脇腹にドライバーが刺さります。刺さっても刺さらなくても特段展開に変わりはないんですがね。さらに最後には中国のビーチに飛びます。しかもかなりの浅瀬です。そこからサメを誘導して沖で決着を付けるのですが、全部中国の海域で展開されてたにしても海が狭すぎです。
女児が遊ぶラジコンが全然面白くなさそう
予告にも登場するシーンですが、珠のようなものをタブレットで女児が操作します。そんなラジコン見たこともないですし、女児もぜんぜん楽しそうじゃないです。意味深に脱ぎ捨てられた服にぶつかりますが、それも全然関係ありません。
投資家の金遣いとコネ
ネタバレを含みそうになるのですが、この研究所に13億ドル投資している見た目30代後半のバカ投資家が登場します。この投資家はなんでこんなにお金持ちなのかわかりません。ですが、戦闘部隊を乗せたヘリを瞬時に呼び寄せることもできますし、爆弾などもすぐに用意してきます。お金があればなんでもできるのはわかるのですが。。
サメが食べないシーン
メガロドンは深海から爆発した熱の道を通って海上に現れました。水の温度は・・さておき、中国人が大量に泳いでいるビーチにまでやってくるのですが、全然襲いません。人の下を悠々と泳ぐだけです。と思いきや、研究員のジジィがひとりでバシャバシャするのを感知して正確に食い殺しにやってきたりします。
画像はゾッとしますが、この中国のビーチシーンはほんと近年稀に見るほど「雑」です。
51歳のジェイソン・ステイサム
これが51歳の肉体。
シャワーシーンのあと、バスタオル巻いただけの裸シーンがありますが、素晴らしい肉体美を見せつけてきます。鍛えすぎたワッキーみたいですが、この肉体美を見て一瞬でヒロインは恋に落ちます。よく脱ぐジェイソン・ステイサムですが、40代の頃に比べて引き締まったというよりも痩せたかな、と思いました。
その他、突っ込みどころしか無い映画ですし「人の評価」よりも、「自分で判断する映画」だと思います。
Netflixに追加されているので、わざわざ借りることなく見れる人は見たほうがいいと思います。
主題歌がゴリエのミキという部分もポイント高いです。