07282001
前回、中学生になるまでの記録をもやもやと書いたわけだけど、実は単純に携帯の充電がなくて若干長くなりそうだなと踏んだのでそこまで綴ったのでした。
さて、かくして兄に包丁を向けられた私は自分が悪いなどと一度たりとも思わなかったけれど、今となってみれば私が悪いのは明らかだ。
ただ、弁明させて欲しいのは兄の精神状態が極限であることは知らなかったことや、父からの愛は勝手に与えられたものであって私が欲していたわけではないこと。
睨み合いが続いて何分経ったのか、そこはあまり記憶がないけど、母が帰ってきて、何してるの!と言われ、兄は部屋にこもり、私もそれを見送ってからその場で泣いていた。
その時の母には大変迷惑をかけたなと思う。
兄と私の両方の話を聞いて、どちらも宥めて、どちらの味方にもならないようにしてくれて、2番目の兄のメンタルケアもして。
翌日、私はもう二度と兄と口を聞くことは無いだろうと思っていたけど、兄は意外にも話しかけてきた。昨日はごめん、カッとなってしまって、みたいなことを言われた。壊れたパソコンの代わりに使ってないパソコンを私の部屋に新たに置いてくれた。私もとりあえずごめんなさいして結局何事もなく終わった。落ちも何も無くて、話的にはつまらないし、私の初めての反抗をたった一日で水に流し、流されてしまったことが酷く心に重たくいつまでも後悔として残っていくだろう。現に今も忘れることなくこうして誰も見ていないであろう日記に書いているわけなのだから。