日々

週末おすすめの本(2冊)を紹介します。

世界を救うパンの伝説

栃木県那須塩原市にある株式会社 パン・秋元が展開する「救缶鳥プロジェクト」について、子どもたちを対象に、わかりやすく語る本書。防腐剤無添加で、3年間ふわふわで美味しい備蓄食として開発された「パンの缶詰」。それを賞味期限一年前に回収し、世界の飢餓地域へ、食料支援物資として提供する同社の社会貢献活動です。

「パンの缶詰」の開発と、日本の被災地から世界の飢餓地域へと、支援が展開していった経緯。創業者である父、健二氏の志を引き継ぢだ社長、秋元義彦氏の挑戦。企業の「社会貢献活動」について語られます。子どもたちと一緒に読み、語り合うキッカケともなる本です。

はじめよう、お金の地産地消

どんな事業にも資金は必要だが、NPOなどの場合、既存の金融機関から資金を借りることはこんなんです。地方銀行を経てNGOに勤務後、NPOなどに低金利で融資するNPOバンクを立ち上げた著者は、地域の方々の思いのこもった寄付や出資金を元手とする「志金」を、地域の課題解決に取り組むNPOにつなぐことで地域を支える「お金の地産地消」について書かれています。

事業の発展段階に応じた資金提供のプログラム、人的支援による伴奏、地域の行政や金融機関との連携、参加型の議論による融資先決定など、地域内共助のちから出未来を築く仕組みを実現してきた著者の熱い想いが伝わってきます。


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