日々

検索を遊ぶ~島田雅彦氏に関して(5)おことばー戦後皇室語録/島田雅彦(編著) ②

皇居の落書き
 島田雅彦という者
 2005-09-14 20:08:43 | 皇室の話

この記事では島田雅彦の「おことばー戦後皇室語録」についての直接の記述はないが
間接的に島田のある文章を通じて引用している箇所に前回検索した歴史学者原武史氏が登場しているので面白かった

「新潮45」の2005年7月号において,島田雅彦氏の「女性皇族ご発言から見た戦後の「天皇家」」と題する記事がある。
内容としては,同氏の「おことば 戦後皇室語録」(新潮社刊)について,得意になって紹介するというものであるのだが,以下の記述については,気になるところである。

以下がその文章からの引用して島田氏について「ボランティアというのは,如何にも押しつけがましいし,職業として作家であるのならば,客観的にも間違いなのではないか。」と苦言を呈している感がある

「天皇陛下,あるいは皇太子殿下,あるいは美智子皇后や雅子妃も,ひょっとして,僕と考えていることが近いのではないかと気付いた瞬間があったんです。」
「まあ,ボランティアの侍従のような気持ちがありますね。」
「ほかにも同じ考えの人がいます。入江相政二世を目指す坪内祐三や,宮中祭祀問題について根本的な見地から見直しを提唱している原武史です。僕を含めて三銃士ならぬ三侍従というわけです。」

私としては前回の検索で登場した原武史氏と島田雅彦氏との親密な関係を確認できたのが面白かった

 

島田雅彦の高円宮殿下とのエピソードはすでにこれまでの検索で知るところだが
その一端をこの記事の本からの引用で知ることができた

 平成十四年に急逝した高円宮殿下にプライベートでお会いして、「天皇という仕事」について伺ったことがある。「一、生まれてくること 二、結婚し後継者を残すこと 三、国民のためになるなら、率先して死ぬこと」この三つに尽きるといわれた。武士道にも通じる死生観である。この三箇条は極めて簡潔だが、実践するのは容易ではない。もちろん百二十五代にわたる「万世一系」の家系という、気の遠くなるような時間軸もある。「存続」のスペシャリストとしては、世界に類を見ない存在であろう。生き残り技術の蓄積は、どの一族よりも膨大であるはずだ。故高円宮三軒茶屋のある居酒屋で微笑みながら、こう呟いた。
−徳川?たった十五代しか将軍の座を守れなかったじゃないですか。天皇家は百二十五代ですよ。
(p75)

この文章がいわゆる「おことば」の本の中での島田氏の解説文になるのだろう
このブログの最初の書き出しは
「皇室の公式発言を、島田雅彦が解説、考察するという趣向の本。」
れいわ祭りで感動的なスピーチをした島田氏は
皇室の公式発言から何を吸収しようとしたのだろうか
私が知りたいことの一つだ
れいわ祭りという選挙期間中の極めて政治的な場でのスピーチの意味するものと
皇室 象徴天皇制の考察とは矛盾しないものだろうか
むしろれいわ新選組であることが 山本太郎の選択を可能にしているかもしれぬ
私は他党の支持者であるが 太郎君・・・勝手にそう呼んでいる
太郎君を支持するのは無党派無関心層に訴える力と
支持層を拡大しうるカリスマ性にある
それは野党勢力を拡大強化するうえで
彼の果たす役割は大きいと言える
大衆の乱のリーダー的存在になる気がしている
既成の野党政党にない魅力を増している
心底政治に怒っている彼は
心底政治にあきらめ無気力になっているもののリーダーになりえる
島田雅彦氏が山本太郎に期待しているものは
政治に対する大衆の乱であって
体制変革・・・革命的変革ではないだろう
だかられいわ支持と皇室支持?とは共存しうる

一応の私なりの現時点での見解
まだ検索は始めたばかり
さらに私なりの考察が深められるように
検索は続けよう


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