手料理
一昨日の夜、自活する長男から、食中毒で寝込んでいてやっと素うどんが食べられるくらいの回復具合だと連絡がきた。
翌日、ダラダラ布団にいたい身体なのに、頭はフル回転して寝ていられない。
消化にいいもの。息子が好きなもの。少しは力になるもの。
思い立って、ぱっと跳ね起きキッチンに向かう。
米を炊き、野菜を切り、お弁当用パックを探し、気づいたら出来上がっていた息子への差し入れ。
キャベツのツナ蒸し。ほうれん草おかか和え。卵焼き。リンゴ。五目混ぜご飯 (鶏肉なし)
昼には届けて、顔の少しこけた長男と玄関先で対面。
五分くらい話して早々に退散。
運転してくれた夫にありがとうの気持ちがあるけど、このところ夫とは上手くいっていなくて、喧嘩かだんまりの毎日。
まあ、子供たちも大人になったし、無理して一緒にいなくてもなぁ。。。なんて帰りの車の中でぼんやり思う。
その夜10時時ころ、息子からline。
「ごはんありがとう。元気でた。」
良かったよ。明日からの仕事行けそうかな。
しかし、こんなしんどい時にも連絡くれてマメな子だよ。誰に似たんだろ?笑
そして今朝。なぜか5時半に目が覚めて二度寝したいのに眠れない…
飼い猫が私の枕を横どって顎を乗せ、気持ちよさそうに寝ている。
良いなぁ。私も眠りに誘ってくれェ。うーん。でも眠れない…
6時にパッと起きて、カーテンを開けると半年以上は見ていなかった朝焼けに、とっても気持ちが良くなって、ここの所ずっとやってこなかった夫の朝ごはんを作っていた。
起きてきて、ちょっと嬉しそうな顔の夫となんかだか気恥ずかしい私。
相変わらず猫の話以外はしなかったけど、家を出るときびっくりするほどの声で
「行ってきます。ごちそうさん。うまかった。」
だってさ。
更年期の体調不良も、夫へのわだかまりも簡単にはなくならないけど、
今日1日は、自分でも良いスタートをきれたと思う。