古い映画を観たくなった~元禄忠臣蔵 前編 1941 溝口健二
https://youtu.be/QcVx3Hg0OA0
wikiより
情報局国民映画参加作品。前後篇の2部作で、昭和16年(1941年)12月1日に前篇、翌年2月11日に後篇が公開された。製作は
松竹京都撮影所。当時の松竹と前進座のオールスターキャストで監督は
溝口健二とされている。
忠臣蔵映画では見せ場の討ち入りシーンがない
それが意外だが 新鮮でもある
時局がらの事情があってか
討ち入りシーンなしを意識した演出か
それは分からないが 瑤泉院お付の戸田の局が
投げ込まれた書状を読むことで討ち入りを再現
講談的効果があって見物だった
映画全体の到一缶を出すための演出かと思った
全体が静かに流れるからだ
最初の松の廊下のシーンだけが動的シーン
もう一つ特徴的なのが 前進座との連携
歌舞伎出身だけに 時代劇においては様々なシーンで
その能力が生かされる それが映画全体を引き締める効果も
こんなに地味な忠臣蔵もないだろうと思われる
地味で静かな流れの映画に観客を引き付けるのは
映画が本物だからだろう
それが監督スタッフの手腕 役者の力量
総合芸術たるゆえん
映画はなぜ創られ
映画をなぜ観るのか