古い映画を観たくなった~『あらくれ』Arakure (Una mujer indomable) 1957
Arakure (Una mujer indomable) 1957
https://youtu.be/tfe9oP_Co3I
wikiより
田中絹代の女の一生が『西鶴一代女』なら
高峰秀子の女の一生が『あらくれ』になるのかな
有名な男優は出てくるけど 高峰の一人舞台
気丈なお島の役柄は好きだ タイトルのあらくれはその気性から来てるのか?
今 観終わったところ 見入ってしまった
時代背景が違うので 比較するのはどうかと思われるが
『西鶴一代女』は 運命に流されるままの女
『あらくれ』は 問題を起こしては運命を自分で切り開いていく女
それこそ時代の違いが 生き方にも出ているのか
洋服屋役の加東大介と何度もトラブルが 昔の知人の女をかこっているところに出向き
大乱闘の末 店を出ていく決心を店の子に伝え 駅に来るよう話す
これが仲代達矢 彼との次の仕事のことを考えている
雨の中を待ち合わせの駅に向かう
強かに彼女は生きていくだろう その自信が 歩いていく背中に表れているようだ
高峰のキャラクターにハマった映画ではないだろうか
高峰の横顔が ふと田中絹代に似ていると思わせた
これは私一人の見方かもしれぬが
たくましい女性が好きだから 私的には好みの映画だった
『あらくれ』といタイトルには 若干の違和感がある