久しぶりにいたずら
11月12日、出勤。徳田さんいた。最近構ってもらえない&賃貸をまたなかったことにするというダブル攻撃&前日飲みの二次会でカラオケで午前4時帰りになったことでい生きる活力を無くして疲弊していた。出勤早々にゆみさんが「カリン様大丈夫?顔が死んでるってみんながザワついとったよ?」と心配されるほどだったので、理由を正直に全部説明。ほんとに色々ネガティブから始まった1日。隣が小野君で嫌だなと思いつつ座ったら、「今日は大丈夫?俺のこといないと思ってくれていいからね」と言ってくれて助かった。マジで話をする気力もなくなってたからよかった。
眠気と疲労と落ち込みで戦いながら、「絶対大丈夫」と何故だか根拠もなく信じて仕事する。おかしかった。落ち込んでるはずなのに大丈夫だと絶対的な自信があって、いつものうだうだがなかった。
席はいちばん端で通路側。SVさんたちがたくさん通る。徳田さんも忙しそうにバタバタ走り回っていた。新しいSVが増えたのはいいけど彼らはBBL出身じゃないから、呼んでも結局二度手間で、まるで東芝時代のレコOPに呼ばれたTVの管理者みたいになってた。こういう風にはなりたくないと思った。
応対してたら、徳田さんが来た。はみ出たうちわの持ち手を掴んで取り出して、置いてるカタログの上に置いて行ってしまう。次に来たときはカタログを閉じようとしたので阻止。その次に来たときはリップを入れた巾着を持っていこうとしたので阻止。ああ久しぶりで嬉しい。小野君が離席してていないときに来てくれて、少し話した。ブギボーに置かれた耳栓を取ろうとして、「それ小野さんのだよ」「あ、やめよ」で手を引っ込める。
16で入ってきた顧客の履歴がなかなか入力できずにいたら、ランプがワークでピンク点滅を始めた。その時ちょうど小野君からも話しかけられて私が成約したお客が家族反対でキャンセルになったと聞いた。入力完了せずに話してたら徳田さんが来てピンク点滅指差して「これ」と言ってくる。「あ、待って、入力できないんですよ」「うん」「どうやったらいい?」「適当に入れればいいよ。…これ」でまた指差して点滅を消すように促してくる。「わかったって、待って?」「…これ」「?」入力完了してもしばらく点滅が直らなくて指さしをずっとしてくる。緑に戻ったらニヤニヤして行ってしまった。
久しぶりにふれあいができて、疲れも眠気も心地よい疲労に変わって丸く納めることができた気がする。こんなの特別なんだと思えば耐えられると思ってたけど、思った以上に依存していたことがわかって笑うしかない。でも好きなものは好きだし、好きになった人がたまたま既婚者だったということ。徳田さんも私が好意を持ってるとわかってて友達として接してくれている。優しい人だな。あんなにイケメンとお友達になれて私はホントに今回頑張ったな。私でも仲良くなれた。休憩かぶりの時は必ず来てくれるようになったし。嬉しいな。人間ってやっぱり見た目も大事だけど、本当に知り合うとしたら人間力なのかなと思う。私もそこまであるとは言えないけど、徳田さんについてはマジで頑張った。人間関係でこんなに努力したのは初めてだ。恋する女の子ってのはこうやって距離を縮めるものなんだな。半年前まではただ眺めている雲の上の人だったのに、いまはもうラーメンデート(徳田さん談)をした仲だ。13日は多分休みでいないだろうな。妄想で乗りきろう。