ポパイの評価がいい件
ポパイのDVD評価がすこぶるいい。
まったく誰も期待していないような作品を「公表につき、追加いたしました!」という手書きのタグからはじまり、ネタバレすんぜんで止めている評価、棚に並んでいる段階で背表紙置きなのかジャケット置きなのかの区別などすべてにおいて店員の独壇場の気がします。
んでもチェーン店だからそこまでやっちゃ行けないような気がするけどTSUTAYAの一般うけ狙い過ぎの陳列は見てて本当にむかついてくる。ハリーポッちゃまがレンタル開始!とかなると棚2個分くらいポッちゃまで人気がないB級は捨てるようなやり方は本当に許せないんだ。
LOOP ループ ジェフリー・クルック ジョシュア・クルック アット・エンタテインメント 2007-04-27 |
んで、これ。
SAWシリーズぽくまとめあげられてるジャケットで、この他にも「less」「パズラー」「JIGSAW」などジャケットが似たり寄ったりなモノがあるけど、結構B級的に傑作なものもあるのにね(とくにJIGSAWなんて、すこぶる良かった)
これも、その中でポパイの店員は大きめの紙に「2度と使えないオチ!」と大きな字で書いてあって、金曜日は旧作100円なのでやっとこさこの似たり寄ったりシリーズを借りれました。B級の醍醐味は出てる俳優がほぼ無名という所だと思うんだよね。これで主人公がウーピーゴールドバーグだったりしたら、すぐにシスターになっちゃうんじゃないか!とか思ったり。
結果。
日本とかアジアでリメイクしたらもっといいものが作れそうな感じ。
なんか、店員さんのタグ通り「2度と使えないオチ!」なのは分かるけど、それどころか「あんま意味ないから、伏線!」てのも付け加えると見る気失せちゃうね(でもそんな感じもする)。
その他、王道だったけど「善き人のためのソナタ」を激押ししてたけどやっぱり良かったと思えば、誰も好評だと思わない「ピンクフラミンゴ」が追加されたり(これ、芸術というか一線を越えてるという評価だよね)、たぶん店員さんが見たかっただけ!というところでは「フェノミナ」が追加されてて「ジェニファー・コネリー14歳が拝めます!」とな。フェノミナなんて、ほんとコネリちゃんとリアル心霊現象のとこしか見どこが無かった気がするけど。
あとは、微妙なところで新作なのか追加なのか分からないけど「パペットマスター」が徐々に揃ってきているところは、個人的に嬉しい。
映画の趣味が悪いというのは、結構致命的だと最近思うのでした。
んでも、もう一度見たいという映画がDVD化されていなかったり、人気が無いあまり入荷されない。
だから、今一番欲しいものはビデオデッキです。
特に、まったく人気が無いかもしれないけど変質の巨匠ケンラッセル全部見たい。
特に「Gothic」。
無駄なエロスと無駄な怪物という作品では最高傑作。